「アジア諸国に旅行に行くと毎回、食中毒で下痢をする、ベトナムに来てから下痢が続いている」という方はいませんか?もちろん上下水道の設備が不安定な衛生状態が悪い国では、食中毒が起こるリスクは高くなりますが、行くたびに食中毒とは、相当の悪運の持ち主か、毎回何者かに毒をもられているか。。。
というのは冗談ですが、実は、その下痢は食中毒ではなく、渡航先での飲食習慣にあるかもしれません。
下痢症の原因として、アジア特有の過剰な香辛料、未精製や古い油などが原因となることがありますが、以外に多い盲点が「ミネラルウォーター」です。
ご存じのとおり、途上国では上下水道の構造的な問題から水道水に菌や寄生虫の混入がみられることがあるため、飲料水としては水道水の十分な煮沸かミネラルウォーターの利用が推奨されています。
ミネラルウォーターには我々が飲みなれている軟水と、ミネラル成分の多い硬水がありますが、旅先で気づかずに硬水を飲み続けると、ミネラルで浸透圧が増した便に水分が奪われ、下剤を飲んだときのように下痢することがあるわけです。
旅行/出張に行くと毎回下痢をするという方は、普段のんでいる水に近い、軟水のミネラルウォーターや水道ろ過水(Purified Tap Water)を利用するよう心がけてみるとよいかもしれませんね。